社会福祉法人 稲田会

稲田会について

理事長挨拶

1967年、長野市には、産休明け保育や長時間保育を実施している保育所がなく、働き続けたい親の願いに応えて、「一人はみんなのために、みんなは一人のために」「力がある人は力を」「知恵ある人は知恵を」を合言葉にして「共同保育所かざぐるま」を誕生させました。かざぐるま共同保育13年の歴史を基に、「かざぐるま保育園をつくる会」を立ちあげ、子どもたちや保護者、職員等それぞれの立場を保障する園舎の設計図を描き、初代理事長鈴木義久氏から園舎の土地を借りることで保育園建設の土台が出来上がました。1979年みんなの力で社会福祉法人稲田会を設立、1980年60名定員「かざぐるま保育園」を建設開所。みんなの願いで実現した保育園に入園希望者が多く、定員は常にいっぱいでした。地域の子育て応援で園開放を実施。現在は「子育て支援センター拠点事業」になり、参加する親たちから喜ばれています。また障がいのあるお子さんを積極的に受入れて保育の実践をしています。鈴木義久氏と交代で宮澤忍氏が理事長に就任。お二人が、子どもたちの幸せのために保育園にかけていただいた思いは、次の課題を成功へと繋げていただきました。

 

1996年を前後して、長野市の都市計画事業が持ち上がり保育園舎全面移転がおこなわれることになりました。移転には子どもたちの意見も入れて、子どもたちにとっての園舎、保護者にとっての園舎、職員にとっての園舎、地域のための園舎をみんなで考えて設計をし、2001年の定員90名の新園舎を建設しました。その後入園希望が多くなり現在は定員110名で、楽しい園生活を送っています。

 

そんな折、障がい者共同作業所ワークハウスちきりから法人運営のことで相談がありました。

障がい児保育を実施してきましたので、この子たちが大人になってからの生活の場所をどう保障するかを考えていたところでしたので、稲田会と一緒に運営をしませんかと提案し、双方の合意で、2003年に法人の運営になりました。

現在は、障がい児者の要求から、通所の作業所「ワークセンターYUI」・「デイセンターYUI」や「グルーブホーム」・「児童の放課後支援」・「就学前児童支援」等、運営しています。社会福祉法人稲田会は、保育は子どもの育ちを考え「食べること・あそび・生活」を大切に人間として生きる土台培い、最善の利益を保障する保育内容を実践し、「誰もが安心して子どもを産み育て働き続けること」、「子どもたちの全面発達の保障」という当初の願いを実践しています。

障がい児者支援は、一人一人の能力に応じた生活を保障し人権や人格を尊重し、憲法や児童福祉法、児童憲章の理念を実現する努力をしております。

みなさんの変わらぬご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。

 

理事長 堀米信一

基本方針

「多様な福祉サービスが利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫し利用者個人の尊厳を保持し、心身共に健やかに育成され、また、その有する可能性に応じ自立した日常生活を地域社会において営むことを支援します」 (法人定款より)

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